できることから始める循環農業
循環農業と聞くと、大規模な農園でしかできない、プロにしかできないと考えてしまいがちです。
循環と農業を切り離して考え、それぞれを結びつけることを考え始めると、案外楽しいものです。
ここで言う「循環」とは、自分の手の届く範囲内で、ゴミを減らし、活用できるものは活用し、リサイクルして自分で使うことを考えていきます。
難しく考える必要はなく、捨てているものを何とか使えないか? リサイクルできないか? といった視点を持つことから始めれば良いと思っています。
すぐに始められる実践事例等を紹介していきますが、大掛かりなことは一つもありません。
誰でも簡単にできることを中心に、環境に優しい生活、資源を無駄にしない方法について実践していきます。
農業に関しては、市民農園を借りて、農地を手に入れてすることだけではありません。
小さなプランターから始める、庭の片隅で菜園を始めるなど、自分の好きなものを育てることから始めてみるなど、こだわる必要はないと思います。
自分の為だけでなく、家族と一緒に栽培できるものなど、楽しむことを中心に始めてみてはどうでしょうか?
小さなことから始める循環
私が手始めに行った活動を紹介していきます。
難しいことはしていません。
誰にでもできることを中心に、手間と効果を検証しながら情報共有していきたいと思います。
生ごみの堆肥
~「捨てる」から「活かす」へ ~
料理をすると必ず発生する生ゴミ。
放置すると臭いや滑りが発生し、ハエなどの虫の原因にもなってしまいます。
可燃ごみで捨てることができますが、堆肥にしては土に還してあげることができます。
捨てるなら水を切って袋へ入れますが、細かく切って水を切って生ごみ堆肥にチャレンジしてみませんか?
卵の殻を再利用
~ 超簡単!今日から始められる! ~
日本人は1人当たり年間340個の卵を消費するといわれています。ほぼ毎日1個食べていることになります。
全てが自宅で食べる訳ではないですが、単純計算で5人家族なら一般的な1パック10個入りの卵を2日で消費する計算になります。
ほとんどの家庭では、生ごみとして捨てられていると思いますが、卵の殻って捨てる時かさ張るんですよね?
卵の殻を処理したことのある人なら、日頃から感じていることかと思います。
簡単に再利用ができます。手間もかかりません。卵の殻の再利用、始めてみませんか?
雑草を堆肥化
~ 草は友達! ~
自宅の庭の雑草に困っている方はみえませんか?
休みの日の朝から庭の草取りが習慣になっている人、抜いても抜いても生えてくる草にウンザリしている人…
その草、堆肥にしてみませんか?
庭に生えた草が堆肥になって、庭もスッキリ! 肥料代も削減! しかも無農薬栽培ができるかも?
家庭菜園のすゝめ
せっかくゴミを堆肥化できたなら、家庭菜園をお勧めします。
家庭菜園なら、マンションなどの集合住宅でもプランターや鉢を使えばベランダで手軽に始めることができます。
食べ物に限らず、自分で作ったものには愛着が湧くものです。
「子供と一緒に家庭菜園で野菜を育てたら、嫌いだった野菜が食べられるようなった」とは、よく聞く話です。
同時に食育としての効果もあり、野菜を育てる大変さや苦労、生産者さんへの感謝の気持ちなど、なかなか伝えにくいことも体験することで実感させてあげることができます。
何を育てるかの計画から、栽培、収穫までを自分の手でやってみる。
時間の経過を楽しみながら、一人でも、家族と一緒にでもやってみてはいかがでしょうか?