食品の安全性
生きるためには食べる必要があります。
私たちの周りには多くの食材、食品があり、食べるものが選択できる状況です。
和食・洋食・中華・アジアン・エスニックなどのジャンルに加え、肉・魚・野菜・乳製品・果物などの食材、コメ・麺・パンなどの主食となる食品も様々です。
家庭的な料理もあれば、外食で普段と違った贅沢を味わうこともあるでしょう。
好きなものに偏った食生活を送れば体のバランスが崩れるし、体型や体調に変化が及んでしまうこともあります。
酷いときには入院や治療が必要になってしまうケースも多くあるようです。
若いころには考えなかったことも、40歳を過ぎた頃から真剣に考えるようになりました。
正しい食生活ができているか?
食べ過ぎていないか?
食べる量は適当か?
運動量とのバランスは間違いないか?
そんなことを考えていると、普段自分が口にしている食べ物が気になりだしたのです。
どこで、誰が、どのように作ったものなのか?
作る方法はどうなのか?
何が入っているのか?
考え出すと、これまで自分が何も考えずに食べ物を口にしていたことに気付かされます。
スーパーで買い物をする時、「国産が良いよね」「遺伝子組み換えではないものが良い」などの漠然とした認識はありながらも、それ以上深く考えてはいなかったのが事実です。
果たしてそれだけで大丈夫なのか?
近年では、国内でも産地偽装(海外産を国産として販売)が問題になったことがありました。
「国産なら大丈夫」という意識では、本当の安全は担保されない可能性が出てきたと感じたきっかけでした。
地産地消のお店で売っている野菜は、形が不揃いだったりしていても、繁盛しているのを目の当たりにします。
そこで売られている野菜は、どこの誰が作ったかが明記されていて、近所に住む農家さんが出品していたりするものも多く見掛けることができます。
全国展開しているスーパーでは、形が整った(規格の合った)商品のみが並んでおり、きれいに陳列されています。
しかし、〇〇県産と出荷された県が把握できるのみとなっています。
どちらを選択するかは消費者によって変わり、値段なども見比べながら購入することになります。
野菜に限って言えば、育てられる品種は限りがあるものの、自分で育てることが可能です。
産地や育てた人、育てた環境や使った肥料がすべて把握できる究極の安心・安全は、自分で育てることではないか?
そんな想いから、家庭菜園を始めたのが約5年前。
気候の変動など、自然と向き合いながら自分の食べる野菜を自分で作る…
楽しみながらできる趣味の一環として始めた菜園も、規模が物足りなくなってきました。
菜園の第二弾として、面積を拡大して野菜作りに取り組んでいく過程も情報発信できればと思います。